認定こども園とは、教育・保育を一体的に行う施設で、いわば幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持っている施設です。保護者が働いている・いないにかかわらず利用可能です。

大まかな特徴

・保護者の就労の有無にかかわらず施設の利用が可能。
・集団活動・異年齢交流に大切な子ども集団を保ち、すこやかな育ちを支援。
・待機児童を解消するため、既存の幼稚園などを活用。
・育児不安の大きい専業主婦家庭への支援を含む地域子育て支援が充実。

保護者が仕事を退職された場合や、妊娠して産休・育休を取得する場合など保育の必要性がなくても、認定こども園を転園・退園する必要はありません。働き方が変わっても影響を受けないというのは、大きなメリットです。
例えば、保護者の働き方や勤務時間が変わってしまうと、保育園の入園基準を満たせなくなり、やむなくせっかく慣れ親しんだ園を転園しなければならないというようなことがありますが、認定こども園の場合はこのようなリスクはかなり軽減されます。

幼保連携型認定こども園では、保育者の資格は、「幼稚園教諭免許状」と「保育士資格」の両方を持つことが原則です。これにより、今まで保育士という名称で呼ばれていた職名も認定こども園では、保育教諭という名称になります。
「幼稚園教諭免許状」と「保育士資格」の両方の資格をもつ保育者で日々の教育・保育にあたっています。

認定こども園の類型

■ 幼保連携型 幼稚園的機能と保育所的機能 の両方の機能をあわせ持つ単一の施設として、認定こども園としての機能を果たすタイプ。
■ 幼稚園型 既存の幼稚園に、保育園の機能が追加されたタイプ。
■ 保育所型 既存の認可保育園に、幼稚園の機能が追加されたタイプ。
■ 地方裁量型 既存の認可外の幼稚園や保育園などに、認定こども園の機能が追加されたタイプ。

※ここでは、わかりやすいように簡単に説明させていただいております。
詳しくは下記リンクでご確認ください。
内閣府:認定こども園:よくわかる「子ども・子育て支援新制度」: 子ども・子育て本部 – 内閣府